お仏壇のあるくらし1

 この夏の盆詣り(お取越報恩講)では、多くの方々との出合いがあり、お佛壇の前で心温まる話しなどを聞かせていただくことができました。あるご家庭では、小学校6年生を頭に3人のお子様方が正座して、ご家族と一緒にお詣りする姿に心が静かに震えました。
 お佛壇は、亡き人の「尊さや真実へ触れるところ」であり、亡き人の「心に出遇う場」でもあります。つまり、亡き人も私も共に佛さまに包まれ、心の温もりを味あわせていただく場であります。
 お佛壇について、もう一度皆様と共に考えてみたいと思います。浄土真宗のご本尊は名号(南無阿弥陀佛=阿弥陀如来の佛像・絵像)であります。お佛壇には名号が安置されております。亡くなられた人は、浄土へ往き生まれ(往生)、阿弥陀如来と同じく佛さまになられたという教えです。その浄土の世界を表そうとしたものがお佛壇です。
 お盆詣りでは、多くのご家庭のお佛壇にお詣りさせていただきましたので、そのことなどもふまえて、幾つかのことを記してゆきたいと思います。
 先ず、お佛壇のお飾りのことですが、お佛壇の美しいお飾りを荘厳といいます。浄土の素晴らしさを表現したもので、お寺の本堂の内陣を小さくしたものが、お佛壇と考えてよいと思います。荘厳は自己流ではなく、分からないことがあれば、周りの方や寺などへご相談くださればと思います。
 日常のお供えは、灯・香・華のいわゆる三具足です。灯明や線香、花のことですが、加えて佛飯です。水は必ず華瓶を用いますが、茶などは供えません。命日や法事には、果物や菓子などの供物を供えます。
 マッチの燃えかすを香炉の中などに見かけることがありますが、これは論外です。線香は立てずに香炉の大きさに合わせて、2・3折りして供えます。
 以下、次号に続きますが、ご質問などお待ちしています。『浄土真宗新仏事のイロハ』『浄土真宗はじめの一歩』を参照させていただきました。

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