小学校の統廃合問題を考える ①

眞願寺のお向かいにある江別小学校が、教育委員会より出された学校配置基本計画により、現在近隣の江別第三小学校との統合問題で、地域協議会でその行方について議論されています。私も江別小学校おやじの会会長の立場で、その委員として出席させていただいていますが、委員会としての結論を年内には出すこととなってきました。

現在の江別小学校は、6学年7学級で全校生徒は230名ですが、市の教育委員会が掲げる望ましい学校規模は12学級~18学級としています。10年先の将来には江別小学校は生徒数が現在の半減すると市教育委員会は見込んでいます。

この江別小学校と直線距離にして500メートルの所で、新王子製紙江別工場のすぐそばに江別小学校から分離した江別第三小学校があり、現在の生徒数が304名となっています。両校とも12学級には満たないことと、両校とも校舎が煉瓦などで作られ、老朽化して耐震構造になっていないことから、統廃合の対象となりました。

江別小学校は120年を超える歴史ある学校であり、この学校から分離していった学校は、第三小学校を含め4校です。特に11年前に分離した上江別小学校は、現在石狩管内でもトップクラスのマンモス校で、生徒数が920名とふくれあがっています。昨年までは理科室等も改造して、一般教室として使用されていたそうです。

分離して、10年で、本校は小規模校となり分離校は大規模校となってしまうのは、その計画自体に疑問を感じます。どうしてそのような学区にしたのか。

今、この問題を考えるとき、子供の教育の場が、安全であり、且つまた規模も市教育委員会が示している適正規模であることが望ましいのは理解は出来ますが、直線距離で500メートルの所に分離校をたてたり、分離して10年でこれだけの生徒数の差が出てしまうようなことでは、いけないと思います。
少子高齢化が進む中で、益々学校の統廃合も近い将来また考えなければならないでしょう。小学校もバス通学が基本になる時代も遠くないと思います。そう考えると、単に2校の対象となっている学校の問題だけではなく、分離していった学校がまた一つになっても、対応できうる学校作りを考える必要があると思います。

対象となっている2校の学区や地域の損得問題ではなく、もっと広くこの問題を考えるなければならないと思います。

先日、夕張市では六校の小学校が合同閉校式を行い、統合されたようです。安全性も大切ですが目先のことだけではなく、今日までの過去をふまえ、将来をきちんと見込んだ計画性と、地元の方々に親しまれ、住民が集える学校を、考えるべきと思います。
その上に立って、小高いおかで、木々の茂る萩ヶ岡(現在の江別小学校)に学校を建設するべきと考えています。

この萩ヶ岡は昔から聖域として大切な土地でありました。水害からも守られるし、その街で大切なものを、おかに建設したものです。江別小学校前は屯田兵村第三大隊の本部があった場所ですし、現在でも江別神社や眞願寺も隣接しています。このおかは地盤もよく、樽前山の噴火によって火山灰で出来た丘で、水源もあることから、岩田醸造さんもあります。当然、学校は市民の大切な避難場所でもあり、高台にあり、地盤がよければベストでしょう。また、土地も他校に比べると広く、歴史的な建物である屯田兵村の火薬庫も校内にあり、多くの遺跡も地中に埋まっているようです。このような場所であるからこそ江別小学校が建設されたのでしょう。元はこの学校の正面には江別市役所や各官庁があった、江別の中心街です。その象徴が現在の江別小学校の煉瓦校舎・時計塔であり、江別市のシンボルでした。マンションなどになるのではなく、建物が変わっても、学校としてなんとかこの聖域だけは後世に残してゆきたいと願っております。

参考までに、「江別小学校をまもる会」の活動も行われています。詳しくはこちらへ

http://ehagigaoka.blogspot.com/



写真は眞願寺山門から見る江別小学校正門・春の江別小学校時計塔・大運動会の様子



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