樺太移住殉難者の墓前法要

今年も6月19日(土)午後2時より、市内対雁墓地において、第31回目の墓前法要が行なわれました。
墓前法要は実行委員会の主催で、道内各地の遺族や、アイヌ協会の関係者など約60名ほどが参列いたしました。

法要のなかでは、眞願寺住職の表白文が読みあげられ、参列者の焼香があり、市長や遺族代表者等の弔辞が述べられました。

この法要は、毎年恒例行事として、6月第三土曜日の午後2時から行なわれています。どうぞ、ご参拝下さい。

樺太アイヌ墓前法要 表白文

敬って 大慈大悲の阿弥陀如来の御前に申し上げます
本日ここに 恭しく墓前を荘厳し、懇ろに経典を読寿し、
樺太アイヌ強制移住受難者の追悼墓前法要をお勤めいたします
顧みれば
一八七五年明治八年 千島樺太交換条約の締結によって
樺太に住まわれていた 一〇八戸 八四一名の方々が
この対雁の地に移住を強いられました
その後 一八八六年 明治一九年
天然痘やコレラなどが大流行しました
その間 三〇〇名以上の方々がいのちを失い
親を亡くし 子を奪われて 悲嘆にくれた人は 数を知りません
今でも失った肉親のことを 朝夕に思い出し
悲しみをあらたにしている人も 少なくありません
しかし
私どもの多くは そういう犠牲者たちのことを忘れ果てて
今日の繁栄に酔いしれております
まことに恥ずかしいことであります
今日の平和が 日露両国の領土問題の犠牲となられた
多くのいのちの上にもたらされたものであることを
常に思い起こして 力の限り 真の平和の現実に
努めなければなりません
このうえは
ひたすら 佛法の導きに従って
みんなが平和に暮らせる社会を 実現できますよう
阿弥陀如来様の お慈悲とご加護を仰ぎつつ
眞願寺住職 釋了正
謹んでもうしあげます

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