門徒の萩原明美さん 詩集『雨上がりの朝』を出版

 

門徒の萩原明美さん(高砂町在住)が、このたび詩集『雨上がりの朝』を出版されました。あとがきによれば、詩を書くきっかけとなったのは、平成19年のお母様の通夜の席での、住職のお言葉であったと記されております。したがって「亡き母へ」をはじめとして、お母様にかかわる幾編もの詩が載っております。「母の初盆」「菊の花」「ひとつの花から」等々です。

平明で、しかも温もりのある幾編もの作品が続きます。「亡き母へ」と「花まつり」の作品を載せましたので、お読み下さい。(原文は縦書)

亡き母へ

八十七歳で母が亡くなった
通夜の席 住職が
 さらさらと生きた人と
 さらさらと さらさらと・・・
何ていい言葉だろう
花が何よりも大好きだった母
春はチューリップ 都忘れ
マーガレットの赤 白 ピンク
色合い考え植えていた
母の言う「一人娘」という花も咲く
そしてナスタチュウムも かすみ草も
お盆にはピンクの盆花が咲き
カサカサ花はドライフラワーにして
「百日草は長く咲いていいんだよ」と
菊もダリアも沢山植えていた
いつも花を見る目は笑顔でいっぱい
本当に花の大好きな人だった
私もいつのまにか母と同じ花を植えていた
いろいろ心配あったのに愚痴も言わず
母とけんかもした 今はそれも思い出
不器用な人だったけど
さらさらと さらさらと
母の様に 私も生きて行きたい

花祭り

 

四月八日は
お釈迦様の誕生日
右手で天
左手で地を指す
誕生像に
頭の上から甘茶をかける
子供の頃
街の中を花いっぱいに飾られた
大きな白い象が練り歩いた
半世紀以上過ぎ
今眞願寺山門前で
甘茶をかける
これからも
「花祭り」が
沢山の人達の
記憶に残ります様に

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