12月3日 秋初穂感謝法要

投稿日:2012年12月4日

今年もお初穂の感謝させていただく法要をお迎えしました。

大震災から1年半が過ぎた今日、福島県をはじめ被災されてお初穂どころではない地方も多いことでしょう。まだ田を耕す状態にもならない、立入さえ許可されていない農村地区もあります。そんな今日、お初穂をおいしくいただけることのありがたさを、申し訳なく感じつつ、手をあわさせていただきました。

「これはおいしい。これはまずい・・。」と身勝手な事を思いつつ生活していると、どうしても忘れがちな事ですが、こうして三度の食事をいただいていることは、当たり前のことではなく、なんと不思議な中で尊いいのちをいただき、今生かさせていただいているか、しみじみと報謝の思いを新たにします。

今年も深川市納内町轡田光章師に、ご法話いただきました。今年は歎異抄のお言葉をいただきながら、お念仏のお味愛をさせていただき、「妙好人」のお話しも聞かさせていただきました。

12月3日はいいお天気となりましたが、今日(4日)は一転、大雨になり、雷や突風が吹いていました。明日は又大雪になるようです。境内の親鸞聖人も雪をかぶられ、寒い冬に旅をされているお姿になりました。その当時も大恐慌があったそうですし、ひどい天気の日もあったことでしょう。

 衆議院選挙も始まりました。原発エネルギー問題・経済雇用・TPPなどなど。いろんな懸案事項があり、政治家の皆さんも都合によって左右されている方もいるようですね。そんな中、隣国などの領土問題も気になる大きな問題です。しかしいかなる場合でも「平和憲法」の意義は忘れず、後世に受け継いでいただきたいものです。師走のなにかとせわしい年の暮れですが、どうぞご自愛下さい。