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悲しみのご縁覚英寺様

10月に入り一日一日秋が深まりつつあります。いのちの営みを感じつつ、色づく木々の葉やちりゆく姿を見つめつつ、過ごしています。

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一年半という歳月を病気と向き合いつつ一生懸命に生き抜かれた、覚英寺坊守海野敦子様でしたが、10月4日往生の素懐を遂げられました。70年のご生涯をしのびつつ、いただいた数々のご縁に感謝し、お参りさせていただきたいと思います。

004 又、覚英寺様は今年の春に前坊守様が御往生され、葬儀があったばかりで、半年で大切なお二人の葬儀を出すこととなり、ご寺族ご院内皆様のお悲しみも、計り知ることは出来ません。ともに心を寄せつつ、お念仏申させていただきたいと思います。称名

 

通夜10日午後6時 葬儀11日午前10時 会場 覚英寺様本堂

熊本地震お見舞い 春季永代経終わる

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震度7という大地震がおき、甚大な被害にあわれた熊本県、大分県そして近郊の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。今も数えきれない余震が起きているそうで、不安と多くの方々の安否を心配されながら、過ごしている方も多いことでしょう。

DSCF462541名の尊いいのちが亡くなったという報道や、行方不明の方もまだいらっしゃるそうです。また、大切な家屋が倒壊されたり、電気・水道などのライフラインの復旧にもまだ時間がかかるそうです。食料も中々大変のようですね。昨晩は非難された方が17万人に及ぶとの報道もありました。

昨晩から雨模様ということも聞きますと、健康状態も心配されることです。どうか、回り近所の方々と手を取り合いつつ、余震がおさまるまでお大事になさって下さい。なお、本願寺関係の被害状況についてはこちらからご覧下さい。

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さて、眞願寺では14日から三日間、春の永代経が勤まりました。お陰様で多くの方々に参詣いただき、初日は無量寿経二日目が観無量寿経、三日目に阿弥陀経を和讃入りで皆様とご一緒にお勤めさせていただきました。

DSCF4617_edited-116日は開闢法要になり、導師の住職が向かって左余間の御忌前に焼香し、登禮盤にてご法要が始まりました。この御忌前の打ち敷は、永代経の御懇志でこの度新調させていただきました。

DSCF4619又、ご本尊正面の三方(餅台)も新調させていただき、お荘厳を整えさせていただきました。ありがたいことです。

DSCF4663ご法話は滋賀県大津市より釈宣寿師に遠路おいで頂き、三日間おひもとき頂きました。お勤めの巡に、大経・観経・小経のそれぞれお話いただき、親鸞聖人のお味あいを、わかりやすくお話しいただきました。

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そして、16日には本堂入り口付近に、募金箱を設置させていただきました。皆さんにご協力いただき、お届けしたいと思います。

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さて、その永代経の三日間の間にお寺で葬儀がありました。近年お寺を会場とした葬儀が非常に少なくなってきていますが、眞願寺ではここ数年は多くなってきています。葬儀に限らず年忌法要など、是非お寺で意義ある儀式をと呼びかけさせていただいていま。今日の17日もお寺で法事が四家ありました。

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一般的な斎場やホテル、会食会場などで行われることも多いのですが、浄土真宗の荘厳には中々ならない場合が多いと思います。故人が平素より通っていたお寺で法要儀式をして、故人を偲び、故人が頂かれたみ教えに出会わさせていただく事が、大切な事でしょう。

さて、明日は清掃おみがきのご奉仕です。皆さんのご奉仕を心よりお待ち申し上げます。

壮年会総会 2月6日

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2月も半ばを過ぎて暖かな日が続いています。そして近隣の御寺院の葬儀も続いています。当別の勝圓寺前住職様・丘珠の高恩寺前住職様・そして昨日は長沼誓報寺前坊守様と悲しいごお別れのご縁に弔問させていただいています。人の死は悲DSCF2915しい別れではありますが、いずれは私の事としてどう受けとめさせていただくことが、大事な事なのでしょうね。御往生されてゆかれた先輩諸師のみあとを慕い、如来のご本願におまかせして、明日のある人生を精一杯生かさせてDSCF2938いただきたいと心に思う今日です。境内には野鳥が餌場に集まり、零下の寒い北海道でいのちを繋いでいる姿にも、感動します。

さて、今年度最後の総会は6日に壮年会の総会が行われました。今年は会員で御往生された方がおられましたので、総会に先立ち追悼法要が行われました。故人を偲んでの一時を皆さんご一緒に共有し、お念仏申させていただきました。

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総会では事業報告・決算、事業計画・予算が審議されるとともに、今年度20周年を迎えるということで、記念事業についても審議されました。執行部上程通り承認をいただき、大きな節目となる今年の活動がスタートしたことです。

 

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続いての新年会は広間で行われ、会長挨拶をはじめ役員・新役員・そして新会員の紹介など、そしておいしいお酒もすすめば、お互いひざを交えつつ話も盛り上がり、会のDSCF3097未来について・仏事・我が家庭・お寺・住職・そして将来の死・そして仏になるって・・。などについて、壮年会らしい会話が進み、皆さんの前で思いを話していただくようになって、とても楽しく、嬉しく、そしてありがたい思いのDSCF3143中で皆さんの思いをただ聞かさせていただきました。尊いとてもすばらしい一時でした。

DSCF3179DSCF3182DSCF3117 DSCF3147DSCF3167DSCF3192DSCF3127DSCF3161DSCF3119DSCF3123お開きとなりましたが、夜の街へとその友垣の輪も流れてゆきました。壮年会20周年。皆さんのお陰で、すばらしい会になりました。

住職講座~おつとめと作法について~

御霊前?祭壇・告別式?ご冥福?・・・7月16日、この日の御命日法座は先月と同様、住職講座として行われました。午後1時には、60名以上の方々がご本堂に集われました。私も御堂に行き参拝者の方がいつもの16日より多いのにびっくりしながら、又責任を感じつつ、講座に入らさせて頂きました。

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毎月の16日であれば、先ずはお勤めなのですが、この日は住職講座ということでお勤めの練習もするので、最後にして先ずは講座よりはじめました。お配りした資料は通夜や葬儀の時に、司会者に読んでいただく文章を独自で作っていますが、その裏紙に「司会者の注意点」として司会進行される方に注意いただきたいことを表にして掲載してありますが、それを配りました。

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そこには「不適切な語句」と「適切な語句」が比べられるようにしてあり、例えば

不適切「御霊前」  適切「御仏前」「御尊前」「御忌前」

不適切「祭壇」  適切 「荘厳壇」「式壇」

不適切「告別式」 適切「葬儀」

不適切「冥福を祈る」 適切「追悼の意を表す」 などなど他多数

DSCF7726これらが何故不適切であるのか。そして何故そのような表現をするのかなど、一通りの説明をさせていただきました。

葬儀・法事などに行く場合の心づもりとしてのマナーや御仏前・供物・供花の供え方(仏壇前の置き方・お飾りの仕方)、そしてお焼香の作法とその意味など、皆さんと一緒に勉強させていただきました。また、弔辞を読んだら御尊前にどちらに向けて置くのか?弔電を披露した後、御霊前にご奉奠するというが、その必要があるのか?など一緒に考えさせていただきました。一般仏教で正しいとされる作法(HPなどで示されている)は、浄土真宗では間違っていることが多いようです。

DSCF7734こうして学んでみると皆さん、けっこう気づかずにしていたことや使っていた言葉もあったようです。そして、僧侶の側からはとても申し上げにくい事ではありましたが、けっこうあることなので、葬儀・法事・月忌などでの「お布施の渡し方」についてもお話させていただきました。

一通りのお話をして質問をうけ、実際にお焼香の実演とその意味を話し終えると、けっこういい時間になりました。その後少ない時間でしたが「正信偈草譜」を皆さんご一緒に大きな声を出していただき、おつとめの練習をさせていただきました。ひと休みして親鸞聖人御命日のお勤めをご一緒にさせていただきました。素晴らしいお勤めの声が御堂に響きわたっていました。

DSCF6913_edited-1近年、葬儀はもとより法事でも、業者さんがすべてを取り仕切られ、会場も斎場や会館・ホテル・お店などの場合が多くなってきました。そして個人的な葬儀(家族葬・直葬)や法事(家族だけで)も年々多くなってきています。昔は隣近所の方々や関係者が集い、葬儀委員会を形成し委員長が遺族の思いや寺院の指導のもと、受付会計業務から司会・総務・接待・厨房までその式を取り仕切ったものです。そして会場はほとんどがお寺か地域の自治会館などでした。そのご苦労が街の活性化と親睦にも繋がり、ご近所のお付き合いを大事にしてきたものです。そういった文化もここ10年、15年で急速になくなりました。(左の写真は眞願寺本堂での葬儀荘厳)

DSCF7746業者さんに任せることは悪いことではないのでしょうけれど、あまりにも大切な事がうすれてしまい、何の為の儀式なのか、そして各宗派の特色もほとんど無いお飾りが多くなり、それぞれの教えを基本とした儀式がなされなくなっているのが現状だと思います。

そこにはきちんと儀式儀礼の作法と意味を伝えてこなかった、我々僧侶に大きな責任があると思います。そこさえ先ずは私が学びを深め、門信徒の皆様とご一緒に、大切な事を後世に伝えていく責務を痛感しつつ、是非またこのような機会を企画したいと思いました。 今年の6月に行われた眞願寺本堂での葬儀

元総代 萩 原 健 様 ご往生

6月7日、元総代で顧問の萩原健氏が行年84歳のご生涯を一期とされ、往生の素懐を遂げられました。茲に謹んで合掌しお悔やみ申し上げます。

0614-1(写真は7年前開教125周年記念式典で本山褒賞を総代代表で受けられる萩原健様) 萩原健様の御祖父の弥次郎さま、御尊父であられた一郎様、そしてこの度往生された健様と三代にわたり、眞願寺総代としてご尽力いただきました。それはお念仏のみ教えが、間違いなく萩原家代々御相続いただいたお陰と、唯々感謝申し上げるばかりです。眞願寺は二度にわたる住職不在の時期や、経済的にも大変な時代がありましたが、どんな時も私事として、寺門興隆のためご尽力いただいた事です。総代として26年間、顧問として9年間、本当にお世話になりました。

DSCF6857「自分に何かあったときは、必ずお寺でしてくれ」と申されていたその言葉をいただかれ、9日10日と眞願寺ご本堂にて葬送の儀が行われました。第2会場に会館広間を準備されましたが、お通夜の時はそこも人があふれ、廊下にもたくさんの方が座布団にお座りいただいていました。

DSCF6895お通夜には500名近い方が弔問にこられたとのことです。一時にこれだけの方が来られたことは、私が住職になって21年が過ぎましたが、記憶にないことです。多くの方が悲しみのご縁ではありましたが、眞願寺に訪れて下さったのも、ひとえに萩原健様のお導きの一言だったと思います。葬儀には本願寺より弔慰状が届き、伝達させていただきました。責任役員髙間専造さんからも弔辞をいただきました。

DSCF6856『法を慶ばれ、みほとけとなられ健やかに私を照らし、法にあえよ』と導いて下さっているといただきながら、萩原家ご家族の皆様もろともにお念仏の薫る生活を、そして寺門興隆に努めていきたいと思います。

今日、初七日をお迎えしご自宅にお参りさせていただきました。御当家に伝わる廣如上人時代の御文章で聖人一流章を拝読させていただきました。称名。