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住職講座、心新たに内陣で法要体験

16日は北海道も集中豪雨が各地であり、小樽などでは浸水の被害もあったようです。江別もお昼頃豪雨なり、ちょうど法座が始まる前だったので、参詣される皆さんも、びしょびしょになられながら、おいでいただきました。

この天候なので、参拝者も少ないかと思いましたが、40名以上の方が参拝いただき、眞願寺でもかつてない試みをさせていただきました。

午後1時より竹澤法務員に説明がありました。普段は僧侶が出勤して着座される内陣の両脇の部屋である両余間に、皆さん着座しご一緒に法要に参加いただく。着座したら、厳粛なる法要なので、私語を慎んで大きな声でお勤めいただく、金箔の柱や仏具などには手で触れないなど。それを聞かれてから皆さん緊張の面持ちで、それぞれ両余間にお座りいただきました。

『かんしょーーはーーーいーー』と合図のあと、行事鐘がすぐそばで打たれ、外陣正面に法務員さんが出勤されました。いよいよご命日法要です。

雅楽の演奏(CD)の中、導師(住職)が登礼盤し、正信偈を皆さんご一緒に大きな声でお勤めいただきました。内陣のすぐ横から、導師の作法をご覧になり、導師の息遣いも聞こえてくる中で法要の体験された皆さんでした。『よかったです。こんな体験、初めてで緊張しました。』『阿弥陀様の姿をはじめて真横から拝見して、感動しました』『住職さんと一緒にお内陣でお勤めできて、とても感動しました。』と、みなさんとてもよかったという感想でした。しかし普段とはちがい、一番緊張したのは住職かもしれません。(笑)

その後の講座の前席では、そのまま両余間にお座り頂き、内陣と両余間のお荘厳を細部にわたって説明がありました。この日は特別に眞願寺法宝物の蓮如上人染筆名号も奉献させていただきました。そして外陣からでは見えにくい部分について、須弥壇の形とその意味や、宮殿と厨子のちがい、戸帳と華鬘・揚巻、そして天井や宮殿の屋根や天蓋など。皆さん興味深く聞いておられました。

後席は、外陣にもどり、報恩講にしか奉献しない御絵伝についてお話ししました。毎年報恩講では遠くにしか見れないので、近くでじっくり見ていただき、御伝鈔との関係など、そしてお得度の図、弁念の図について解説し親鸞聖人のご苦労をともにいただくのが報恩講で、おとり越し報恩講として夏のお盆時期に御家庭に参勤させていただいている旨も、お話ししました。

本来から言えば、不作法・ご無礼のこととは存じましたが、内陣のすばらしさと、僧侶の作法をきちんと知っていただきたい。そして本堂での法要について益々理解をいただければとの思いから、体験していただきました。豪雨の中、多くの皆様に参拝いただき、尊い体験をしていただくことができて、とても良かったと思います。さて、来年の住職講座はどんなことをしましょうか。

そう考えつつ、19日(水)の午後9時は、2回目のFMラジオに出演です。パーソナリティの石川さんにも16日参拝いただきました。きっと話しも盛り上がることでしょう。お時間あればお聞き下さい。(FMアップル76.5MHz毎週午後9時「おにしのお寺さん」札幌市以外はスマホかパソコンでお聞き下さい。パソコンの聞き方はこちら)スマホは ↓

札幌組で毎週水曜日午後9時FMラジオ放送中

札幌組では4月より毎週水曜日午後9時より、FMアップル(76.5MHZ)にて「お西のお寺さん」という番組で1時間放送しています。パーソナリティの石川恵子さんと、札幌組のお寺さん(実践運動委員)などがトーク形式で音楽を交えつつ札幌組の実践運動の活動や取り組みを中心に、各寺院の紹介などをふまえつつ、社会へ広めていく活動です。眞願寺住職も4月19日に出演しました。次の出演機会もあると思います。番組のテーマソングは、眞願寺おなじみのあの曲です。どうか一度お聞き下さい。

札幌市以外の電波の届かない地域では、インターネットでパソコンやスマホから聞けますので、試してみて下さい。そして感想など聞かさせていただければありがたく存じます。

「法要儀式そして作法」16日住職講座。たくさんの質問いただく。来月も開催

北海道は風が強い一日となり、各地で被害も出たようです。そんな中ではありましたが午後1時からの親鸞聖人御命日法座そして住職講座には、たくさんの方が参拝いただきました。ありがたいことです。

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正信偈のお勤めも、いつも皆さん大きな声でお勤めしていただきます。ご一緒にお勤めし、親鸞聖人のみ教えにあわさせていただいたことを感謝しつつ、お念仏申させていただくことです。

さて、5月、6月と今年も住職講座を開催する事になりました。普段の仏事や疑問になる事など、身近なことをお話ししつつ、皆さんとご一緒に学ばさせていただいています。今回は「家庭や法要儀式での簡単な作法について」という事で、法事や通夜葬儀などで必ずする作法そしてその意味などについて実演を交えつつ学ばさせていただきました。

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先ずはなんと言っても「合掌礼拝」ですね。けっこうこれがバラバラになっていて、念珠の持ち方やかけ方が、皆さんまちまちのようです。僧侶の私達も気をつけなければならない事ですが、皆さんと復習してみました。意外と知らない事は、宗派によってけっこう違う事です。お西とお東でも、違いがあることをお話ししました。

そしてなんと言っても「焼香」ですね。これも知ってはいるようですが、皆さん間違っている方が多いようです。香をくめる回数は「頂かずに一回だけ」ということは、近年だいぶ浸透してきたようですが、その前後の作法がバラバラのようですね。何の為に「焼香」するのか。誰のために「焼香」するのか。そこからお話しさせていただきました。

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年忌法要・そして葬儀について、参拝弔問する側の心持ちと、営む側の施主としての心持ち、そして「私のいのち」をきちんと見つめていますか?とお話しさせていただきました。営む側として憂うことは、近年、葬儀にしても、法事にしても、業者さんに任せっきりで、その家や家庭そして集う方々の特徴が見えない法要や儀式が多くなってしまいました。ただ、その会場に来て、お仏壇の荘厳(おかざり)やお供物、お花など、そしてローソクやお線香、そして焼香の準備さえ、業者さんに任せっきりな方が多くなっているからだと思います。

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お寺での年忌法要の時も、すべてお寺側で準備してしまうのもどうかと疑問に感じることも多いです。せめてお供物やお花、そしてそのおかざりはご自身でしていただきたいものですね。

DSCF5391私にいのちのご縁をくださった方々の10年に一度か二度のご法要です。この方がいらっしゃったから、今私がここにいる事を思い出し、お陰様でという思い、そして私を仏縁へと導いて下さったご恩を感じなければならないことでしょう。法要儀式は、してあげるのではなく、させて頂くものであるという認識を持って頂きたいとお話しさせていただきました。

また、法事に限らず葬儀の会場も、本来ご自宅のお仏壇を中心に考えることですが、それが無理であれば、お寺をお考えいただく事が大切だと思います。ご自宅のお仏壇は、お寺のお仏壇と同じおかざりです。(お荘厳のすべてが浄土真宗のおかざりです)しかす、セレモニーホール・会館そして斎場などは、一般的なものしか出来ないのです。もしそのような場所を会場として営むのなら、ご本尊や仏具など、先ずはご自身できちんとした準備をしていただく事が必要でしょう。

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最後に「弔電」についてのお話をさせて頂きました。御本人が弔問されその場においでになるのに、弔電をわざわざ披露するのはおかしいことや、本来弔電は、御遺族にたいして諸事情で弔問出来ないからお悔やみ申し上げるメッセージであって、披露する必要はないこと、そして「奉呈」する必要もないのではとお話ししました。弔電を奉呈するのであれDSCF5388ば、皆さんの「御仏前・御香儀」を奉呈するべきでしょう。

質問も5名の方からいただき、それぞれお話しさせていただきました。法要儀式の意味をきちんと知ることによって、おかしい事に気づき、本当の意味で営んでいただければ有り難いとこと思いつつ、来月またお仏壇のお給仕というテーマでお話させていただきたいと思います。

DSCF5257さて、この5月より新たに法務員になられた方を紹介させていただきます。竹澤真哉さん。太美町松雲寺衆徒で、現住職様の三男になられます。今までは松雲寺様で法務をされていましたが、5月より眞願寺に奉職頂く事になりました。現在眞願寺の法務員である竹澤拓弥さんの弟さんでもあり、門信徒の皆様には親しくお付き合いいただければと思います。よろしくお願いします。

お盆をおえて



今年もたくさんのご参詣をいただく中で、『お盆』の時期も終わりました。7月23日から始まった『お取り越し報恩講』では、各ご門徒さんのご自宅を参勤させていただき、親鸞聖人のご恩に感謝するお勤めを、ご家族の皆様といっしょにさせていただきました。 この間、お参りさせていただいたお寺さん(僧侶)は、住職はじめ坊守、長男、衆徒・法務員の5名そしてお手伝いいただいた光明寺住職様、合計9名でご縁をいただきました。あたたかくお迎えいただき、ご一緒に手を合わせていただいたすべての皆様に感謝申し上げます。



8月13日より三日間という短期間ではありましたが、朝7時からの『お朝事(晨朝勤行)』にも、毎日30名以上の方々にご参詣いただきました。「正信解六首引」をお勤めし、『拝読・浄土真宗のみ教え』の「浄土真宗の救いのよろこび」をご一緒に拝読させていただきました。法話もその中から『凡夫』『信実の教え』『限りなき光と寿の仏』をそれぞれ皆様と頂戴しました。すがすがしい朝の一時でした。

13日の午後1時より年に一度の『納骨堂・一所廟追悼法要』が行われました。このご法要は今年で4年目となり、ご参詣も多くなってきました。第壱納骨堂・第貳納骨堂でそれぞれお勤めし、最後に「一處廟」でお参りさせていただきました。一所廟には20名ほどしか入れませんが、ロビーにもたくさんの皆様にご参詣いただきました。





15日、16日は午後1時より「盂蘭盆会」が行われ、特に15日は初盆会ということで満堂の御本堂の中で賑々しくお勤めできました。この日は住職が法話させていただき、近年のお墓事情や、お盆の時のお墓や納骨堂、そしてお仏壇のお飾りについてお話しさせていただきました。また、少子高齢化と核家族化により、仏事相談などでも大変多い事例である、仏壇やお墓・納骨堂の相続についても詳しくお話しさせていただきました。身の回りに現実にせまってきている『相続』は、誰にでも当てはまる大切な問題でしょう。





16日の午後4時より、納骨堂の清掃作業をさせていただきました。毎年ありがたい事にお供物をあげっぱなしで帰られる方が減ってきました。そしてこの作業をお手伝いいただく方も増えて、短時間で作業が進み、感謝に堪えないことです。お供物をあげることは大事なことですが、あげたお供物を感謝してお下がりとしていただくことをしなければ、意味が半減してしまいます。皆様のご理解ありがたく存じます。

北海道教区Aブロック総代研修会が札幌で開催



7月10日~11日、札幌駅前のセンチュリーロイヤルホテルにて本年度のAブロック総代研修会が行われました。今回は札幌組が主幹となり、組総代会にて企画準備が行われました。当寺の高間責任役員が、組総代会の会長と言うこともあり、札幌組総代会の各役員さんともども皆さんには大変ご苦労いただきました。

そして開会式と二日目の晨朝勤行では、当寺の木村総代が調声をつとめられ、儀式の大役を無事にこなされました。

北海道を3っつのブロックに分けたAブロックは、函館・胆振・後志・日高・札幌と、広範囲ではありますが、お陰様で150名近くの参加をいただき、意義深い研修会であったとおもいます。



御講師は東京教区千葉組光明寺住職の石上智康師で、『生きてゆく 救われてゆく~親鸞聖人750回大遠忌御満座を機縁として「新たな始まり」を期する消息をいただいて』をテーマとして二日間に分けてご講演いただきました。

寺院にとって総代の役割や、大遠忌の御消息をきめ細かに説明いただき、御門主様が願われている「新たな始まり」をともに実践していくことが大事であると、お話しいただきました。

又、石上師は昨年の8月に、「生きてゆく 救われてゆく」を執筆され、だれしも、突然やってくる人生の悲しみ、苦しみ、その中で心の平安を取り戻すための「救いの道」を誌に託されました。

 

今回はその本を参加者全員に進呈いただき、仏教の基本的な考え方を通し、無常の世に生きる私にとって救われてゆく道を、お話しいただきました。とても端的にわかりやすくお話いただき、参加された皆様も、喜んでお帰りいただきました。

眞願寺も17名が参加し、皆さんと一緒にご縁に会えた喜びを語りつつ、懇親の夕べを過ごしました。