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江別第一中学校の道徳授業で朗読劇『いのちのいろえんぴつ』

昨年、民生委員会で配布された資料の中で、市教育委員会より各小中学校の学校支援(学習支援)ボランティア募集がありました。その中に江別第一中学校の「道徳」の授業で、「命にかかわる講話」というものがあり、現在この学校のPTA会長もさせていただいている事もあり、どこまで出来るか不安ではありましたが、奉仕させていただくことになりました。

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学校からは、全校生徒もしくは各学年でしてほしいとの要望があり、自分のイメージでは各学級で、膝をまじえて話し合うことを考えていたので、大きなギャップを感じました。しかし、そこで思いついたのがチーム一番星の朗読劇です。昨年の彼岸に一般公開講座として眞願寺で講演いただいたあの素晴らしさを、是非子ども達に見てもらうのがいいのではと思いつき、学校との話し合いの結果、2月17日午後の授業で、行うことになりました。今回の題材は『いのちのいろえんぴつ』の講演をお願いしました。

DSC04635_edited-1600名の全校生徒が体育館に集い、PTAの方々もご一緒に見学される中、趣旨とご紹介を私の法からさせていただき、講演が始まりました。2003年脳腫瘍のため小学校6年生で亡くなった、豊島加純(かすみ)ちゃんが生前に残した詩と絵を元に編纂された絵本『いのちのいろえんぴつ』をもとに、当時の様子をまじえた朗読劇です。約75分間の劇でしたが、誰一人居眠りする子もなく、舞台を見つめてくれました。

両親はじめ不思議なご縁の中でいただいたいのち、誰にもかわることのできない私のいのちをどう生きぬくか、そしてありがとうと言える人生を今、いきているか・・・。自分自身を問うていくそんな朗読劇でした。

DSC04625今、学校では感想文を集めているそうですが、その中の一つを紹介させていただきます。

「毎日友達と会えるのが普通だと思っているが当たり前ではない」という言葉を聞いて、私はぞっとしました。それは私が日々生活していることが当たり前と思っていたからだと思います。これからはいつも交わしている一つ一つの言葉を大切にしていきたいと思います。

はじめて朗読劇というものを見ました。ただの劇とはちがい、声だけでの演技はとても迫力がありました。泣きました。見終わった後、とても筆舌に尽くしがたい思いでいっぱいでした。ただ一つはっきりと言葉に出来るのは、遅すぎないうちに、身近な人たちに感謝しなければいけない。恥ずかしいけれど、親に感謝の気持ちを伝えてみようかな、と思いました。

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全道各地より集って下さったチーム一番星の9名の皆さんに、こころより感謝申し上げます。すばらしい朗読劇でした。

門信徒総会・新年会(記念誌発行)

SONY DSC1月20日、総会前の午前10時半より、佛教壮年会の役員会が行われ、26日に行われる壮年会総会の議案などについて、話し合われました。今年もお世話になります。

SONY DSC午後1時からは門信徒総会が本堂で行われ、総代はじめ、壮年会・婦人会各役員の皆様、地区世話人の皆様、そして門信徒の皆様にご参集いただき、昨年の事業報告・決算、今年度の事業計画・予算など、審議いただき、上程通り皆さんのご賛同をいただき可決しました。どうぞ今年も各行事へのご参拝、そして護持発展へのご協力をお願い申し上げます。

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又、昨年度で退任された世話人の皆様へ記念品が贈呈され、新任の皆様へ委嘱状がわたされました。そして今年度の当番地区が発表され、行事などへのご協力をお願いさせていただきました。

SONY DSC お陰様で眞願寺は今年で開教130周年をお迎えすることになりました。この歴史の中で、多くの先達の方々、門信徒の方々によって今日まで護持運営していただいてきたことにあらためて感謝申し上げることです。5年前になりますが、開教125周年・寺号公称120周年を機縁として『眞願寺奉讃会』が設立され、各事業が門信徒の皆さんのご懇念によって行われました。特に親鸞聖人750回大遠忌法要、開教125周年・寺号公称120周年記念慶讃法要を修行させていただきました。これらの集大成である記念誌が、編集に3年はかかりましたが、編集委員のSONY DSCご尽力により340ページの記念誌がこの総会にて発行となりました。心より感謝申し上げ、ご報告させていただきました。門信徒の皆様に記念誌は今後随時発送させていただく予定です。

この総会で終了後、新年会ではくじ引きの景品を参加者皆さんへさし

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上げました。又、住職賞、坊守賞、責任役員賞などの特別賞はじゃんけんゲームなどで、皆さんと楽しい一時を過ごさせていただきました。

1月26日は壮年会・2月2日は婦人会、それぞれの総会新SONY DSC年会が行われます。よろしくお願いします。

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『汽笛茫々として鳴り止まず』を読む-樺太アイヌ強制移住にかかわる詩集の紹介-

この本の副題には「ヒトノイッショウハ汽笛トトモニアル」とあります。大澤榮氏の詩集ですが、この詩集の実に3分の1を占める50頁余が、「詩束対雁茫々(ついしかりぼうぼう) 」として、樺太アイヌ強制移住にかかわる詩と散文が載せられております。「…ダイナミックな律動を口にしながら、北の大地を彷徨(さまよ)い、深い闇の記憶を汲み上げている」大澤氏は、現在恵庭市漁川の袂(たもと)に住み、北海道文教大学で精神看護学領域の教授として活躍されている方です。

平易な言葉で物語性のある詩は、難解な現代詩を読むのとは異なり、すぐに引き込まれてしまいます。「人生の踏切(ふみきり)」に聞く汽笛と共に、強烈に惹きつける人名と固有名詞に突き当ります。アウシュヴィッツ博物館、萱野茂と二風谷アイヌ資料館、小樽文学館と小林多喜二、べてるの家、小熊秀雄と長々忌(じゃんじゃんき)、そして対雁の碑へと続くのです。

江別駅から眞願寺まで歩いて辿る空は
箒で掃いたような彼岸の香を匂わせていた
伺った石堂了正和尚の講話では
札幌の地で見つかった
眞願寺落成を写した当時の写真の紹介と
そこに参集している
樺太アイヌの人びとの息遣いが
動かし難い移住の足あととして呼吸をして
いるものであった
そこから碑(イシブミ)に向かうわたしは
和尚から手書きの地図をいただいて
寺から真っ直ぐに磁石を取って歩いた
その道すがら信号の表示プレートには
「対雁(ツイシカリ)」と刻されていて
その信号を渡った直後から
以下略

門徒の萩原明美さん 詩集『雨上がりの朝』を出版

 

門徒の萩原明美さん(高砂町在住)が、このたび詩集『雨上がりの朝』を出版されました。あとがきによれば、詩を書くきっかけとなったのは、平成19年のお母様の通夜の席での、住職のお言葉であったと記されております。したがって「亡き母へ」をはじめとして、お母様にかかわる幾編もの詩が載っております。「母の初盆」「菊の花」「ひとつの花から」等々です。

平明で、しかも温もりのある幾編もの作品が続きます。「亡き母へ」と「花まつり」の作品を載せましたので、お読み下さい。(原文は縦書)

亡き母へ

八十七歳で母が亡くなった
通夜の席 住職が
 さらさらと生きた人と
 さらさらと さらさらと・・・
何ていい言葉だろう
花が何よりも大好きだった母
春はチューリップ 都忘れ
マーガレットの赤 白 ピンク
色合い考え植えていた
母の言う「一人娘」という花も咲く
そしてナスタチュウムも かすみ草も
お盆にはピンクの盆花が咲き
カサカサ花はドライフラワーにして
「百日草は長く咲いていいんだよ」と
菊もダリアも沢山植えていた
いつも花を見る目は笑顔でいっぱい
本当に花の大好きな人だった
私もいつのまにか母と同じ花を植えていた
いろいろ心配あったのに愚痴も言わず
母とけんかもした 今はそれも思い出
不器用な人だったけど
さらさらと さらさらと
母の様に 私も生きて行きたい

花祭り

 

四月八日は
お釈迦様の誕生日
右手で天
左手で地を指す
誕生像に
頭の上から甘茶をかける
子供の頃
街の中を花いっぱいに飾られた
大きな白い象が練り歩いた
半世紀以上過ぎ
今眞願寺山門前で
甘茶をかける
これからも
「花祭り」が
沢山の人達の
記憶に残ります様に

札幌正信会発行 法語カレンダー

今年の法語カレンダーは、懐かしいガリ版刷りの挿絵である。
当寺門徒で世話人の竹本美好氏が代表を務め、また同じく門徒である金子桂次郎氏が指導する「江別孔版画同好会」の会員諸氏の作品だという。

なお、この法語カレンダー発行元は札幌正信会であり、45歳までの若手僧侶で組織する会である。会員である当寺住職が絵のあたたかみに魅かれ、同好会にお願いしたというが、ふくじゅ草やかたくりの花、季節の山の景色など、淡くやわらかい色合いをもった作品群である。
手作りの版画と、分かりやすい佛の教えの文字との組み合わせが、多くの人々の感動を呼んでいるに違いない。

版画の技法は、ロウ原紙を鉄筆でなぞり、インクを含ませたローラーで紙に転写する。ロウ原紙にできた目にみえないほどの細かい穴から、インクが浸透するため、淡い色を表現できるというのである。竹本代表は「パソコンが普及している時代だからこそ手間暇をかけた手作りの良さに興味をもってもらえたら」と話している。
また、法語の文字も実に素晴らしい。手作りの絵に、これほど調和する文字があるだろうか。北海道書道展や毎日展でご活躍の覚英寺衆徒神保雨城氏の作品である。

なお、この法語カレンダーは道内を中心に約百五十寺院に配布されているという。竹本氏や神保氏をはじめとして、このカレンダーの作成から配布に携わった多くの方々に、深い感謝の念をもって、有難うございましたとお礼の言葉を申しのべたい。
ちなみに上の法語は当寺住職の作品であり、その他の幾つかの法語も記してみたい。

 
 

浄土真宗札幌組ホームページにて、法語カレンダーの法話を掲載しています。
メニュー覧『法話集』よりご覧下さい。