月別アーカイブ: 11月 2014

福島浪江へ 札幌組支援旅行③

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20日は先ず仙台別院に参拝させて頂きました。その後、鍋沼の専能寺様にお見舞い参拝させて頂きました。昨年の6月以来、一年半ぶりの参拝となりましたが、この度も御住職・坊守様そろってお出迎え頂き、震災当初からのお話しを含めて、丁寧にご説明いただきました。北海道からは震災直後から多くの方がボランティアに訪れ、津波によって大きな被害にあわれたご本堂はじめ境内全般の復旧復興作業、そしてご法要に至るまで尽力されまDSC09157した。そのご恩もたくさん感じられて、今年の10月、総代さんや門徒さんご一緒に北海道に御礼参拝にも来られ、お会いもさせて頂いていました。

この日は葬儀の準備もあったにも関わらず、お昼のお斎までいただき、これから始まる山門や鐘楼堂含めた本格的な復興工事についても、聞かせ頂きました。ご一門皆さんのご苦労を肌身に感じたご縁でした。

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専能寺様を後にして、毎回よっている閖上小学校の体育館に行ってみました。一年前にはまだ多くの遺留品が並べてあり、津波などで流されたランドセルや仏像・位牌などを見つめ、お念仏もうした事でした。しかし、この日はその体育館も施錠されていて、中に入ることが出来ない状態でした。中にあった遺留品などは処分されたようでした。おDSC09175_edited-1隣の閖上中学校に車を進め、犠牲になった14名の中学生の御忌前に合掌させて頂きました。

昨年も寄りましたが、空港への途中で閖上再開市場によって、お土産のお酒を発送し、空港で笹かまぼことずんだ餅を買い、帰路につき無事帰宅しました。

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本年6月に門主を法統継承された専如上人は、原発について福島第1原発事故を例に「(電力の)恩恵を受ける人と、犠牲を強いられる人の関係がはっきりしてしまっているところに問題がある」と述べられました。その上で「次の世代に負担を残すのが原子力発電だ」と強く批判されました。そのお言葉をしみじみと味わいつつ、すべての方々が自他共に心豊かに生きることのできる社会をと願いつつ、復興はまだ始まったばかりの浪江町やまだまだ手付かずの地区にも思いをよせていきたいと思いました。

 

福島浪江へ 札幌組支援旅行②

11月19日の朝はからっと晴れて、いいお天気に恵まれました。先ずは宗務事務所で廣畑住職より、浪江町及びその近郊の現状について説明いただきました。本年4月1日現在で、非難されている方が8万人以上おられるということや、もう帰ることの出来なDSC09003いと見込んで自主的に引っ越された方の数を合わせれば、その倍の方々がおられるということ。『帰還困難区域』『居住制限区域』『避難指示解除準備区域』の三つに仕分けされている区域のちがいや、田村市などの例をあげて解除されることの難しさなど、新聞や報道聞いたことをおさらいしつつ、多くの方がまだまだ大変な生活をされている事を実感し、浪江町に向かって出発しました。右の写真は宗務事務所内の除線作業で出た廃棄物ですが、いつもって行ってくれるのかをからないとのことです。結構な量ですね。

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途中国道114号線で『帰還困難区域』や『居住制限区域』などの線量の高い山間部も通過することから、事前に食料などをコンビニで調達し、山間部へと向かうと、除線作業や除線物仮置場建設中など、工事作業が進んでいるようです。が、写真のように黒いシートや大きな袋詰めされた高線料がきちんと処分されるのは、いったいいつのことになるのか、本当に事故以前と同じ環境に戻り農作業が出来るようになるのか、素人ながら疑問にかられました。

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検問所ではゲートが閉められていて、一人ひとりの身分証明書で確認作業がされました。ここでハプニングがあり、約30分時間を要してしまいました。許可書は廣畑住職さんにお願いし、いただいていたのですが、同行した一人の名前が、免許証と違っていたのです。実は許可書には「法名」の2字が書かれていて、免許証には「俗名」の1字が書かれていたのです。先ずは法名の事を説明し、そして照会。免許証写真と本人の確認など、時間がかかってしまいました。

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この地区でもいろんな事件が起きたようで、なおさら厳しくなったようです。昨年の『避難指示解除準備区域』の検問とはまったく違う厳しさがありました。そして線量が5.0~8.0msvの地域を通過しつつ、浪江町でも『居住制限区域』にある寺院に立ち寄りました。やはり線量は高く5.0msv以上が計測されていました。建物や伽藍はしっかりしていましたが、居住制限のため草がしげっていました。すぐそこでは除線作業が行われ、『避難指示解除準備区域』になるところですが、DSC09033見えない線量はまったく違うようです。

 

浪江町の復旧工事も道路からやっと始まっているようで、本通りを迂回しつつ常福寺参に昼前に到着しました。常福寺境内で線量0.17msvでした。先ずはご本堂に土足のまま上がり参拝し「今年も参りました」と。昨DSC09066年と変わっていない境内とご本堂でしたが、本堂の傾きが気になったのと、境内は昨年清掃前に見たときより、若干きれDSC09096いな気がしました。

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早々カップ麺とおにぎりなどで昼食を済ませ、清掃作業に取りかかりました。イチョウの葉と銀杏、枯れ枝に草取り、そして動物が建物に進入していると思われる穴をふさぐ作業など、手分けして取り組みました。マスクとビニール手袋、汗かきますが肌を出さないようにしつつ、3時間ほどの作業でした。

DSC09100そんな草取りをしていると、樹木の影などから落ちっぱなしになった銀杏などが、芽吹いている姿に出会い、複雑な思いになったことです。

DSC09105清掃作業を終えてご本堂に参拝、写真を撮り常福寺様を出発し、置戸の海岸線を視察しました。昨年とは別ルートを通りましたが、ようやく海岸線の作業が始まったように感じました。先ずは流されてそのまま放置されたままの漁船や車、DSC09133などを集める作業が行われていました。二日前の道新にも掲載されていましたね。やっと始まったのかという感じです。漁港には3年以上沈んでいた漁船が上げられていました。

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そして廃炉を目指した作業が永遠に続きそうな福島第一原発を6キロ先に眺めると、恐ろしさを痛感しました。棄てるあてもない中、汚染水を海に垂れ流し、右往左往している原発。実際にそこで作業されている方々は本当にご苦労なことですね。しかし、これでも原発を再稼働しようとしている全国の発電所の方々にこの状況をきちんと見てほしいと思いました。

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東京電力が行っているスクーリング会場に行き、車両の車と靴そこの線量を計って、「基準値以内です」とお許しをいただきました。あれ?基準値って?計測した数値は?DSC09151だれも確認していませんっていうか、聞けばよかったですね。次回は是非聞きたいと思います。

DSC09154廣畑住職と握手でお別れし、一路5号線を仙台へと北上しました。19時半おそい夕食を皆さんのお疲れを癒やしつつ、頂きました。

福島浪江へ 札幌組支援旅行①

 

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11月18日より20日まで組の取り組みとして行われた支援旅行に参加させていただきました。昨年も同時期に組で行われたときに、眞願寺より総代さん3名と私の4人で参加させていただきましたが、今回も河合弘美さん、萩原建興さんの総代お二人とご一緒に参加させていただきました。(総代のお二人は門徒推進委員です)

DH000008-1一行は野口組長はじめ総勢8名で、仙台空港よりレンタカーで福島の復興支援宗務事務所に入りました。この日は浪江町の常福寺様報恩講がこの事務所の仏間で行われるこになっており、我々も貴寺御法中・門信徒の皆様と参詣させていただきました。法要前先ずは隣接する康善寺様に参拝し、宗務事務所にて報恩講のお斎をいただきました。(札幌組より提供させていただきました。)

宗務事務所と行っても一般の民家をそのまま事務所として使用されており、二間続きの手狭な仏間で、早くからお越しになっていた御門徒の方々と交代でいただきました。午後1時より報恩講のお勤めとなり、廣畑住職の導師のもと、皆様ご一緒に正信偈を唱和させていただきました。

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導師の表白を聞かれながら、涙する御門徒とご一緒に参詣させていただくと、そのお心持ちを感じつつお念仏申させていただきました。参詣された御門徒30名近くの方々のほとんどが、仮設住宅や避難先の遠近各地より参集されたそうです。中には東京の調布よりお越しの方もいらっしゃいました。

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浪江の常福寺様ご本堂とは場所は違えども、ご住職のお導師の元で報恩講に参拝され、なつかしいお寺の風景やお墓、そして自分の家を思い返されつつ、また震災以降三年8ヶ月の年月をふり返りつつ、手を合わされたことでしょう。そんな皆さんと肩をふれ合いつつ、ご一緒にお参り出来たとこ、とても有り難いご縁でした。

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ご法要とご法話が終わり、午後3時半頃より札幌組との交流会が行われました。交通の都合で帰られた方もいらっしゃいましたが、皆さんととても楽しい一時を過ごすことが出来ました。

DH000119『世界に一つだけの腕輪念珠を作りましょう!』と言うことで、皆さんご自分の腕輪念珠を作っていただきました。腕輪の念珠だけに珠も小さく、穴も小さいし、通す糸も細いと言うことで、皆さん「めがねねえか?持ってくりゃよかったな~」や「手震えて穴にはいんないっさ~。」など声が聞こえる中、私たちと手と手を取り合いつつ、笑顔と笑い声の中であっという間の一時間でした。

そして自慢の世界に一つだけの念珠を手に、記念写真。「いやあ~楽しかった。アリガトね~。」「宝物にすっから!」など、喜んでいた笑顔がすてきでした。

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「明日、皆さんのお寺に行って、ご本堂お参りしてお掃除してきますからね。」とお声をかけると、「アリガトウ、ありがとう、すまねえな~。」「うちの墓もあるけど、なかなか行けねえんだ。ありがてえ」と。皆さんの笑顔とその言葉を胸に刻みました。又、北海道や高岡教区より届いた支援物資を手に、又会いましょうね~。是非、北海道においで下さいね~。と家路につかれていきました。

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その日の相馬組の皆さんとの交流会では情報の交換や親睦がはかられました。昨年の交流会ではお互いの組長さんが葬儀のため不在でしたが、今回は我が札幌組長も何とかこの交流会に間に合い、ご一緒することが出来たのも、とてもよかったと思います。そして、「是非皆さんで札幌にお越し下さい。歓迎します。」と野口組長より申し上げ、「是非企画させていただきます」とご返事いただきました。

秋の永代経修行される 明日から福島浪江町常福寺様へ

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13日に降り積もった雪が、永代経の終わった今日も境内に残っています。そんな寒く足元の悪い中ではありましたが、多くの方々に参拝頂き、お陰様で今年の秋の永代経も三日間お勤めさせていただくことが出来ました。

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二日目の15日は、法要終了後に仏事相談が行われ、なん組みかの方々がご相談にお越し頂きました。十人十色とは申しますが、ご相談も様々ですね。一度のご相談では解決できないことも多いようです。代々受け継がれてきたみ教えが途切れてしまうご家DSCF2154_edited-1庭もあったり、少子化と核家族化の中、お仏壇の行き場所がないことも多いようです。にたようなご相談はありますが、すべて初事としてお聞きさせて頂いています。そして皆さん心の問題、家族関係の問題がその根にあるように思えますね。

DSCF2212_edited-1さて、三日目の16日は、開闢法要を併修し満座ということもあり、満堂の中でご一緒にお勤めさせていただきました。『三奉請』もご一緒にお唱えいただける様になりましたし、阿弥陀経も皆さん大きな声でお唱えいただき、有り難いことです。

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ご法要が終わり、別室で本日開闢法要だった方々に、記念品の贈呈と茶話会があり、お納めいただいたご懇念に感謝し、御法縁を今後とも深められますよう、お話しさせていただきました。

DSCF2242_edited-1ご法話は四年ぶりに三笠市善照寺御住職の林寺正憲師に三日間のお取り次ぎを頂きました。林寺先生のご法話は、はぎれよく、笑いあり涙あり、そしてお念仏のお心をお説き下さいました。お元気になられて、ご法話を聴聞させていただきましたこと、感謝の中で三日間過ごさDSCF2202せて頂きました。

秋の永代経が終わると冬がそこまで来ています。境内の雪の準備も終わりましたが、根雪はなるべく遅い方がいいですね。そんな中、明日から札幌組の重点プロジェクトの災害支援として福島県・宮城県に行ってきます。ちょうど一年前に奉仕させて頂いた福島県浪江町の常福寺様の報恩講に参拝させて頂きます。といっても浪江町のお寺でするのではなく福島市にある宗派の支援事務所で行われます。

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現在も避難指示解除準備区域となっており、いまだに皆さん避難を余儀なくされています。そのため、報恩講でさえと言うか、お寺でご法要が出来ないまま、三年半が過ぎたのです。自分のお寺で報恩講も迎えられない中、どんな思いでお過ごしになられたことでしょう。そして生活自体もいつまで避難生活を強いられるのでしょう。そんな方々に寄DSCF2041り添いつつ、報恩講に参拝させて頂き、避難指示解除準備区域にある常福寺様の清掃に行かさせていただく予定です。

今日、北海道電力より料金値上げを承諾し、再契約を結んでほしい旨の電話がありました。断ればどうなるのかと聞きますと、「いずれ電気が止まります。」と言うことでした。原発によって苦しまれている方々を目の当たりにするとき、その原発を再稼働するための料金値上げに対して、「ハイ、わかりました」と、お答えできませんでした。しかし断れば電気が止められます。どうしたらいいのでしょうか。電話頂いた方に「震災後、福島に行かれましたか?苦しんでいる方々に会われましたか?」と聞きましたが、「いいえ」と言うことでした。

DSCF0520料金値上げに反対しているのではなく、再稼働のために料金を値上げし、稼働できれば値下げすると行った考え方にどうしても納得できない今日です。み教えを代々受け継がれてきたことを感謝し、今日より後その頂いたみ教えを確認し後世に伝えうるためのご法要が永代経法要です。み教えだけではなく、この素晴らしい世界も、子や孫へと受け継いで行かねばならない責任が私たちにはあると思います。捨てる場所さえ決まっていない、そして安全ではない原子力に依存してきた事を反省し、依存しない中でどうしたらいいのかを、早急に考えていかなければならないのではないかと思いますし、その為の値上げであれば、協力させて頂きたいと思います。いずれにしても難しい問題ですね。福島に行って深く考えてみたいと思います。

日々寒くなります。風邪気味の方も多くなりました。どうかご自愛下さいませ。

 

積雪の境内 明日16日から秋季永代経

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13日は午前中から冷たい風雨が降り、午後からも気温が下がり、ついに横殴りの吹雪となりました。各地でも暴風波浪警報や大雪・雷注意報も出され、積雪となりました。

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午後10時を過ぎてから撮った境内の写真をUPします。

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明日14日より16日まで三日間午後1時より、秋季永代経法要が行われます。大雪にならなければいいと願いつつ、仏花をたててお荘厳を整えさせていただきました。三日間の布教は、三笠市善照寺住職の林寺正憲師にお取り次ぎいただきます。足元の悪い中になると思いますが、どうぞご参詣いただきますよう、ご案内申し上げます。

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さて、11月に入ってから境内冬の準備も、皆さんのご奉仕によって今夜の雪に間に合いました。6日には婦人会の有志の方々が、今年も参詣の皆さんの目を楽しませてくれたプランターの後片付けをしていただきました。

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DSCF2022枯れた根を取りはぶき、土を一カ所にまとめて、プランターを洗って片づけます。この作業を怠ると、翌年春が大変ですよね。でもお陰様で、きれいに片付けていただき、落ち葉は木までしていただきました。総代の河合氏も一生懸命掃き掃除をしていただきました。

DSCF1932又、同日には元婦人会長さんが、自宅で漬け物を漬けていたところ、今年は大根など豊作だったので、お寺でも漬けなさいと、野菜をきれいに洗って、わざわざ漬けに来て下さいました。有り難いことですね。愛情いっぱいのお漬け物、いただくのが今から楽しみです。

7日と9日の二日間にわたって、低木の雪囲いに今年も木村夫妻・宮崎夫妻・そして木村達氏の五名でご奉仕いただきました。今年よりドウダンツツジなどが20本以上増えたので、作業も大変でした。しかし、慣れた手つきで竹と荒縄・そして網などを上手に使って、思い雪に耐える囲いを丁寧にしていただきました。きっと雪どけまで、植木も元気に耐え抜くことでしょう。

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そんなご奉仕いただく方々とは別行動で、家族そろって東京明西寺様の報恩講に参拝させていただきました。雪の便りが聞こえる北海道から、東京に行きますと、春のDSCF2002ように感じました。それでも東京の方々は寒いとおっしゃっていました。いつの間にか、私も完全に北海道人になっていたようです。

DSC08924明西寺の報恩講は二日間とも満堂でした。有り難いことです。二日目はいつも来られる楽人の方が行事で来られなかったので、雅楽で篳篥を吹かさせていただきました。そんあご法要に家族そろって参詣出来たこと、とても嬉しくお念仏申させていただきました。ご法話も岩見沢市の報恩寺住職辰田真弥師だったので、東京にいながらも心和みつつ二日間を過ごさせて頂きました。

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さてさて、明日より永代経です。気を引き締めつつご法要お勤めさせていただき、皆さDSC08963んとご一緒に聴聞させて頂きたいと思います。

来年のカレンダーもお寺に届きました。配布の準備も始めたいと思います。寒くなってきました。どうかご自愛下さいませ。