第2回福島支援旅行に参加して①~札幌組実践運動委員会~

投稿日:2013年11月30日

DSCN0127 11月19日より21日の日程で札幌組実践運動委員会が主催する『災害支援第2回現地支援視察旅行』が行われ、眞願寺の総代で門徒推進委員の木村弘氏・河合弘美・萩原建興氏とご一緒に意義ある旅行をさせていただくことが出来ました。

DSCN0132前回の旅行(6月20日~21日)の時に福島市内にある本派福島県復興支援宗務事務所にて、東電の福島第一原発の地元でもある相馬組の現状についてお話を伺い、札幌組実践運動委員会として支援の方向性を相馬組への支援を強化することが決まりました。相馬組は10ヶ寺中7ヶ寺が避難を余儀なくされ、寺院はもちろん、門信徒の皆様も同様に家族も離ればなれになり、不自由な避難先での生活が続いています。
DSCN0144-1この4月より福島県の避難地域を国は、『帰還困難区域』『居住制限区域』『避難指示解除準備区域』の三つに分け、それぞれ制限はあるが日中の自宅一時帰宅が出来るようになりました。浪江町で『避難指示解除準備区域』になった常福寺様では、4月以降北海道教区などが瓦礫の撤去や境内清掃など、奉仕作業に入っていましたが、夏以降はそのままの状態でした。避難されている方々が、墓参りや自宅に一時帰宅された時にたち寄られているそうで、何とか清掃奉仕にきていただければと言う住職の話でした。

DSCN014319日は仙台空港より海沿いを南下し宮城県と福島県の県境にあるJR常磐線の坂元駅を視察しました。海岸より一面平野の続く駅周辺は津波被害をもろに受けたことでしょう。駅舎は跡形もなく、残っていた保線橋も撤去されていました。
DSCN0145ただがたがたになったホームと草におおわれたさびた線路が見えました。駅舎の入り口であったであろう場所には、花がたむけてあり、被害にあわれた方がきっとおいでになったのでしょう。
DSCN0155DSC02516その後相馬港の松川浦や南相馬市の海沿いなどを視察し、常磐線原の町駅前のホテルに宿泊。その日の晩は、相馬組の執行部の方々と懇親の縁をいただき、札幌組の支援金と腕輪念珠150ヶ、そして11月18日(前日)に行われた札幌組総代会の研修会で募金いただいた支援金をそれぞれ伝達しました。懇親の場では相馬組内各寺院の現状や今後の山積する課題というか、先が見えない国の復興と原発への不安など、聞かさせていただきました。 つづく~

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