お盆法要がおわり、秋の準備へ

投稿日:2013年8月25日

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15日、16日と両日午後一時より盂蘭盆会が行われました。両日ともご本堂は満堂になり、たくさんの参詣をいただき、ご一緒に『仏説阿弥陀経』をお勤めさせていただきました。

SONY DSC 特に15日は初盆会として、昨年7月より今年6月まで御往生された方の御遺族にご案内して、ご法要中にお焼香いただきました。悲しみのご縁が、この一年間にあった方々にしてみれば、お元気でおられたそのお姿を、昨日のように思い返しつつ、手を合わせられたことでしょう。

SONY DSCその悲しみを縁として、みほとけとの出会いがあり、いのちのはかなさと尊さに目覚め、お念仏よろこばれるようになれば、新たな人生の出発が出来るのではないかと思います。そのお導きをなき方がすすめ下さっていることに気づいていただければありがたいと思います。

15日は住職が、16日は三笠市の名和康成師が、それぞれお念仏のみ教えをお取り次ぎさせていただきました。門信徒の皆様には、ご法要に引き続き、皆様ご一緒に聴聞いただき、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。

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さて、今年のいわゆる盆期間も終わり、眞願寺の納骨堂も平時に戻りました。ご一族おそろいでおいでいただいた方もありましたし、毎日通われた方もいらっしゃいました。あれだけ多くの方々がお寺の門をくぐっていただける、その尊いご縁をもっと大事に出来ればと思いますが、お寺の人間も忙しく動き回っておりますと、ついつい大事な事を忘れがちになりそうです。仏事相談も随時行ってきましたが、「お念仏の種まき」今年のお盆は、どこまで出来たでしょうか。

SONY DSC16日の夕方、門信徒の有志の方々にお手伝いをいただき、清掃作業が行われました。納骨堂には、『お供物は必ずお持ち帰り下さい。そのままにしておくと腐敗し、納骨壇を痛めますし、仏様に失礼になります。ご近所にも迷惑になります。ご協力を・・。』皆様のご理解とご協力によって、年々減っては来ていますが、お供物の処分する量は、計り知れません。おきっぱなしのおかざりで多いのは、お花、果物の『お供物セット』、盆菓子、飲み物(酒・ビールやジュースなど)です。SONY DSCかろうじて封を開けていない飲み物などは、お手伝いいただいた皆様にお持ち帰りをいただきますが、封を開けてあるものや果物などは処分しかありません。もったいないことです。本来の「お盆の由来」を一度きちんと聞いていたSONY DSCだきたいですね。(元来、飲み物はお供えするものではないんですが、)

さあ、お盆が終わり近隣各ご寺院の報恩講がはじまりました。9月末に修行される眞願寺もそろそろ準備がはじまります。報恩講の前には秋のお彼岸ですね。各地域でも秋の催しが多くなることでしょう。天候不順の8月末ですが、どうかご自愛いただき、お過ごし下さい。