第12回北海道教区仏教壮年会研修大会に参加して

投稿日:2012年7月3日

壮年会幹事 堀 久雄

 私は釧路市で開催された北海道教区仏教壮年大会(参加者168名)に宮崎英治壮年会々長以下5名の壮年会員は、6月30日の午前7時に眞願寺に集合しました。交通手段はお寺の車「ワンボックスカー」を借用して出発し、高速道路の行き先の一部間違いにより遠回りとはなりましたが、霧のかかる肌寒い釧路には、開会式が開催される午後2時ぎりぎりに研修会場である「釧路市本行寺」に無事到着することができました。
1日目は、開会式の後、本願寺派ビハーラ活動専門委員で、龍谷大学・滋賀大学・鹿児島大学・鹿児島女子短期大学の非常勤講師、さらに国立南九州病院倫理・治療委員をされている鹿児島県善福寺住職である長倉伯博師の講演をお聞きしました。「み仏の中に〈今〉を生きる」と題して「避けられない老・病・死を生きる」の講演の中で、私たちにとっては絶対に避けられないことであり、相手が病気になったときこそ、「聞思修→三慧」(1.困難な時のことをいろいろ聞いてみる。2.納得するまで聞いてあげる。3.我が身となったときのことを考える。)ことが重要であり、相手に対し励ましをすべきであるとのお話をお聞きしました。
 そして、2日目は「困難な時代を生き抜く」という内容で講演をお聞きし、自分自身のために「1.日々に感謝、2.出会いに感謝、3.生きている全ての物に感謝」して人生を生きるべきであり、困難な中でも多くの出会いがあり、自分自身の姿を若い人たちに見せるべきである。」とのお話がありました。
 研修会終了後は、7月というのに長袖でも寒い、司会者の方の言う「クーラーの要らない釧路」から、めったに道東に来る機会がないことから、ちょっと遠回りをし、あの布施明の歌にある「霧の摩周湖」に寄り、当日は晴天に恵まれ素晴らしい景色を見ることができました。その後、硫黄山に寄り、午後6時頃に、無事、眞願寺に着きました。
 このたびの大会参加で、研修会で得たことや同行した皆さんから今回の旅行を通して教えていただいたことを今後の生活に生かしていきたいと思います。
 終わりに、このたびの旅行の計画をいろいろ検討いただいた鈴木副会長、又、鈴木副会長と支部幹事には2日間の長距離の車の運転に感謝申し上げ、大変楽しい研修会となりましたことの報告といたします。
 合 掌