お盆をおえて

投稿日:2012年8月17日

今年もたくさんのご参詣をいただく中で、『お盆』の時期も終わりました。7月23日から始まった『お取り越し報恩講』では、各ご門徒さんのご自宅を参勤させていただき、親鸞聖人のご恩に感謝するお勤めを、ご家族の皆様といっしょにさせていただきました。 この間、お参りさせていただいたお寺さん(僧侶)は、住職はじめ坊守、長男、衆徒・法務員の5名そしてお手伝いいただいた光明寺住職様、合計9名でご縁をいただきました。あたたかくお迎えいただき、ご一緒に手を合わせていただいたすべての皆様に感謝申し上げます。

8月13日より三日間という短期間ではありましたが、朝7時からの『お朝事(晨朝勤行)』にも、毎日30名以上の方々にご参詣いただきました。「正信解六首引」をお勤めし、『拝読・浄土真宗のみ教え』の「浄土真宗の救いのよろこび」をご一緒に拝読させていただきました。法話もその中から『凡夫』『信実の教え』『限りなき光と寿の仏』をそれぞれ皆様と頂戴しました。すがすがしい朝の一時でした。

13日の午後1時より年に一度の『納骨堂・一所廟追悼法要』が行われました。このご法要は今年で4年目となり、ご参詣も多くなってきました。第壱納骨堂・第貳納骨堂でそれぞれお勤めし、最後に「一處廟」でお参りさせていただきました。一所廟には20名ほどしか入れませんが、ロビーにもたくさんの皆様にご参詣いただきました。

15日、16日は午後1時より「盂蘭盆会」が行われ、特に15日は初盆会ということで満堂の御本堂の中で賑々しくお勤めできました。この日は住職が法話させていただき、近年のお墓事情や、お盆の時のお墓や納骨堂、そしてお仏壇のお飾りについてお話しさせていただきました。また、少子高齢化と核家族化により、仏事相談などでも大変多い事例である、仏壇やお墓・納骨堂の相続についても詳しくお話しさせていただきました。身の回りに現実にせまってきている『相続』は、誰にでも当てはまる大切な問題でしょう。

16日の午後4時より、納骨堂の清掃作業をさせていただきました。毎年ありがたい事にお供物をあげっぱなしで帰られる方が減ってきました。そしてこの作業をお手伝いいただく方も増えて、短時間で作業が進み、感謝に堪えないことです。お供物をあげることは大事なことですが、あげたお供物を感謝してお下がりとしていただくことをしなければ、意味が半減してしまいます。皆様のご理解ありがたく存じます。