ともにいのち輝く世界

くじゃくちょうと蜂

秋の晴れた日、デジカメを右手に境内の工事現場を歩いていると、目の前で草花にきれいな羽根の“くじゃく蝶”がとまった。その瞬間を「チャンス!」ととっさにシャッターを押した。

後でパソコンで見てみるとブレもなくなかなかの出来であると、我ながら満足していた。それをもっと拡大しよくよく見てみると、驚いたことにその左横に、まるで蝶が蜜を吸い終わるのを待っているかのような小さな蜂も写っていた。きっと蜂独特の飛びながら制止していたのだろう。カメラの性能の良さに驚くのと同時に、最近私の目も悪くなったのも原因だろうが、自分の視界に入っていても見えていないものが多いことに気づかされる。お花と蝶と蜂、そしてお花が根を張る大地・・・、すべてが関わりを持ちながら、共存しているのだろう。

家族も夫婦も親子も、そして人はみな不思議な「ご縁」によって出会い、お互いの「いのち」を認め合い、助け合いながら生きてゆく。身近な家族から世界中の人類までが「ともにいのちかがやく世界」をめざし、共存出来る社会を築いていかなければならない。ひとりで生きていける人間は誰もいないのだから。

平成19年3月

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