前住職 眞證院釋廓悟 石堂廓悟師 三十三回忌法要

 9月28日(土)午後1時30分より、前住職三十三回忌の年忌法要が行われました。当寺第4世廓悟住職が行年47歳で往生されたのは昭和62年(1987年)8月21日のことでした。昭和38年(1963年)大学修了を待って21歳の若さで眞願寺第4世住職を継承し、真摯な布教活動と円満な人柄で祖父廓然氏を彷彿させました。時代の変化に適応して斬新な工夫をされ、各寺院の若き後継者にも強い影響を及ぼすなど、衆望も高まりました。一方、江別市公民館運営審議委員、青年会議所理事長、江別第一中学校や江別高校PTA会長など、社会奉仕にも若きリーダーとして活躍しました。
 門信徒や市民の期待に応え、奉仕と寺務に日夜を分かたない日々は、過労を蓄積させ若い身体をむしばみました。体調の変調を訴え昭和62年4月、急遽江別市立病院に入院し加療に専念しました。坊守、寺族、親族はもとより門信徒の願いも空しく僅か4か月で急逝、惜しまれながら御往生されました。入院中の6月に詠まれた遺詠です。



ありがたや
我も如来の
大悲(とこ)にあり
今も明日も
本願(はたらき)のまま

「この歌は、生きることも自らの往生も全く自分の力はなく、み仏の本願のお恵みと人々のお陰によるものという内容を歌わさせていただきました。南無阿弥陀仏 合掌 釋廓悟」


ただ なみだ
  力のなさを知らされつ
   病の床に手を合わすなり
 末の弟に
  心をそそぐ姉二人
   もったいなくもありがたきかな


 ご往生されてから33 年目になりますが、そのご苦労があってからこその現在の眞願寺であると思いを寄せ、ご法要を門信徒皆様とご一緒に準備させていただきました。
 正午を過ぎるとご出勤されるご法中が参集され、法要の準備に入られます。この法要も雅楽の演奏をお願いしました。法要15 分前、法中控室でご挨拶と差定の説明がありました。
 いよいよ13 時30 分行事鐘が鳴り、雅楽の演奏と共に内陣にご出勤です。
 御導師は相焼香の厚別安楽寺御住職横湯誓之師にお願い申し上げました。御法中の最後に出勤され登礼盤、ご一緒に合掌礼拝しご法要の趣旨を朗々と述べられました。
ご一緒に「観無量寿経」をお勤めし、皆さんにお焼香をいただきました。
 向かって右余間の御忌前に移動、あらためてお焼香。偈文のお勤めをいただきました。
 ご法要も終わり、院内を代表し住職より御礼言上を申し上げました。
 先ずは素晴らしいご法要をお勤め頂いたことに心より感謝申し上げました。前住職のご遺徳を聞き、法灯を受け継いでくださったご苦労にふれ、今この素晴らしい環境の中でお念仏申し聴聞できることを、門信徒皆さんと共に感無量の中で喜び、心より感謝申し上げました。しかしながら、この法要までは責任役員として30 年以上ご尽力頂いた髙間專造様が令和元年5 月にご往生されたことは、とても寂しく辛いことでした。
その後、安孫子建雄氏が責任役員を受けてくださり、この法要を迎えることが出来たことはとても有り難いことで、明日からの報恩講も院内一丸となって、お勤めさせて頂きますと申し上げました。
 法要にご参拝いただいた親戚・門信徒・有縁の皆様に御礼と、法要の記念に別誂えした「焼香ぼん」を長男廓成と長女礼華より皆さんにお渡し致しました。
これは御忌前の打敷模様を写して作ったことを説明しました。
 引き続き、ご法話は増毛町西暁寺御住職藤順生師です。年忌法要がある報恩講には藤先生に必ずお願いしています。この三十三回忌も前住職を偲びつつ、観無量寿経に出てくる「廓悟」という言葉の意味や、年忌法要の大切さをお話しいただきました。
日差しも一日一日春の訪れを感じる頃となりました。
ご門徒の皆様には変わりなくお元気でお過ごしの事と存じます。日頃大変お世話になりありがとう御座います。昨年九月報恩講の初日、前住職の三十三回忌法要を有縁のご法中様に出勤いただき、立派に荘厳されたご本堂で、皆様とご一緒に色々な思いの中でお参りさせて頂きました。

 早いもので32 年の年月が流れました。当時、健康で忙しい日々を過ごしておりました前住職の突然の入院、そして短い間に往生となり、思いがけない出来事でした。ご門徒の皆様、寺族、親族は計り知れない悲しみの日々でした。過ぎし日には色々な喜び、悲しみがありましたが、今はお浄土におかえりの髙間專造様、そして先に逝かれた方々に励まされ、助けられ、今日の日を迎えることができました。今私は大勢の孫達に囲まれ、成長を楽しみながら過ごしております。 
 これからも皆様と共にお念仏を喜び、生かされた日々を送らせていただきます。ご門徒皆様には安孫子建雄責任役員様のもと、護持発展にお力添えをいただきますよう心よりお願い申し上げます。
 この度の前住職の三十三回忌法要を無事皆様のおかげで、お勤めさせて頂きましたこと、心より感謝し、お礼を申し上げます。合掌  前坊守 石堂英子

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