浄土真宗の月刊誌「大乗」8月号に掲載 樺太アイヌ強制移住殉難者墓前法要

 今年も6月15日(土)午後2時より、江別市営墓地やすらぎ苑(対雁墓地)において、樺太殉難者墓前法要が眞願寺住職の導師のもと、法要実行委員会の主催により行われました。
 北海道新聞にも掲載されましたが、浄土真宗本願寺派の『本願寺新報』と月刊誌『大乗』8月号にも大きく掲載されましたので、ご紹介します。
 このご法要は、明治8年、千島樺太交換条約の締結によって、樺太に住まわれていた108戸841名の方々がこの対雁の地に移住を強いられました。その後この地方で1886年より1887年(明治19年より20年)にかけて、天然痘やコレラなどが大流行しました。そして集団生活を強いられてきた方々は、たちまちに伝染し、全住民の半数近くの方々が、亡くなりました。
 当時、その亡くなっていかれた方々の追悼を懇願され、その対雁にあった本願寺札幌別院対江説教所(現在の眞願寺)においでになり、その多くの犠牲になられた方々の葬儀・追悼を行ったことがご縁となり、眞願寺には現在もその犠牲者全員の過去帳が保管されています。すべての方に法名が授けられ、ご往生の年月日もきちんと記されていることです。
 前住職の時代に、その過去帳があることを、御遺族に申し上げ、墓前法要が毎年勤まるようになったのです。その「対雁の碑」には『乗佛本願生彼國』と刻まれ、本願寺明如上人の御染筆と刻まれています。
本願寺としても大変な事態として、ご門主自ら筆を執られたのでしょう。
その碑を前に、御遺族の皆様や関係諸氏、市民が集い、その多くの犠牲になられた皆様に哀悼の意を表し、真の平和と平等を考えつつ、ご法要が行われました。

北海道新聞より

「大乗」8月号掲載の記事



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